ゲーム攻略まとめ

ゲーム情報、ゲームをプレイした攻略、感想などをブログ公開してます。それと日々の出来事やニュースなどの雑談記事。

【はじプロ】ナビつき!つくってわかる はじめてゲームプログラミングのレビュー

■誰でも手軽にゲーム制作ができる!
2021年6月11日にニンテンドースイッチで発売されたナビつき!つくってわかる はじめてゲームプログラミング。任天堂の開発室から生まれたというプログラミングソフトで、難しいプログラム知識が全く無くても、ノードンという不思議な生き物を組み合わせることで、プログラムを組んだことになるのが特徴。


今作は新規IPで、ゲームジャンルは教育・学習系のソフトです。タイトル名が長いので『はじプロ』と略されることもあります。「ゲームは作りたいけど・・・、プログラムの組み方が全く分からない。」といった方向けのソフトかと思う。


ニンテンドーラボの一部には、はじプロに近いゲームシステムは存在していたので、今作はそこから切り出したものをブラッシュアップさせて販売したタイプのゲームかといえます。



■ナビに従ってノードンの繋げ方を学習していく
プログラムといえば従来から存在する、キーボードでプログラム文法を打ち込んでソースを作っていくタイプではありません。いろんな種類のノードンが存在し、ワイヤーで繋ぐことで、どう出力させるかコントロールするようなゲームです。


例えばBGMを鳴らしたい場合は、定数ノードンと繋げばBGMを鳴らしたりできるなど、任意で調節可能なプログラム集といったところです。ですので難しいプログラムの文法は覚える必要がなく、また本格的にプログラマーになりたい方向けのソフトでもありません。ただし、プログラムを組むにあたって、ワークフローを組み立てるアイデアやノウハウくらいの知識なら学べるかと思います。


なのではじめてゲームプログラミングは、初心者向けのプログラム入門編というのが正しいゲームソフトだと言えます。操作方法が全く分からなくとも、ナビ付きで案内してくれるので、ナビつきレッスンに従って操作していくことで、ノードンの繋げ方を覚えていくチュートリアルのようなものが7つ用意されてます。しかも結構長い。



■フリープログラミングで自由に作品を作れる
ナビ付きレッスンを攻略するだけで終わるソフトではなく、学んだことを活かして、各自フリープログラミングでゲーム作りを体験することができます。ノードンの使用制限などがあるので、かなり本格的なゲーム作りというところまではいきませんが、軽いミニゲーム間隔の2Dや3Dゲームを作ることくらいなら可能です。


「うーむ、作り方を忘れた」という方には、過去に学習したノードンガイドを開いて、再び学習したり、リファレンスでノードンの使い方がまとめられているので、それらを見て作っていくことになります。その他、ナビ付きレッスン攻略の合間にはチェックポイントが用意されているので、それらでちゃんと学習できているか確認しながら進行する流れとなります。


そして作ったゲームはインターネットを通じて、作品を公開したりすることもできます。公開したゲームIDを入力して、ゲームを自身のニンテンドースイッチにダウンロードして遊ぶ流れになります。世界中で制作されたゲームを遊べ、またどのようにノードンを組み合わせているのか見ることも可能なので、それで学習に拍車がかかるところ。


■はじプロの感想
ゲーム作りのツールソフトというのは、これまで多く販売されてきたイメージがあり、長らく続いてきたツクールシリーズなんかは、その中でも代表ソフトだなと思うところがある。ですので、ツクールシリーズなんかと比較すると、はじプロはそこまで本格的に作れるゲームではないものの、簡単なゲームを作れるくらいなら可能といったソフトです。


逆に本格的なゲームとなるとかなりの時間を要するため、手軽さがなくなってしまうものです。どちらがいいのかは人それぞれになりますが、2~3日程度で1本ミニゲームを作りたいと思っているユーザーにはピッタリなのかもしれない。


ただし、テクスチャツールなどを見ると、作りやすくできているといった感じでもなかったので、不満は一応ありますが、値段も3000千円くらいで購入可能なソフトなので、そこはこんなものかと割り切る必要があるかと思う。